マンシングウェアレディース東海クラシック
新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)/日程 2015年9月18日・19日・20日
順位:27T/72・72・69・トータル213/スコア−3

国内女子ツアーの第27戦目となる「マンシングウェアレディース東海クラシック」が9月18日から3日間の日程で新南愛知カントリークラブ・美浜コースを舞台に開催された。第1回大会は1970年に三好カントリー倶楽部を舞台にスタート。ツアーでは珍しい男女ツアー同時開催という形式で行われていた。2001年からはデサントがメインスポンサーとなり、新しい歴史を刻み始める。昨年は申ジエが逆転で勝利を手にした。今年は米ツアーに参戦している横峯さくらや宮里美香らが参戦。レベルの高い戦いが予想された。ホステスプロとして迎える渡邉の大会初日は、3つのバーディを奪うものの、6番から3連続ボギーを叩くなど、スコアを伸ばすことができずイーブンパーの48位タイと優勝を狙うにはやや出遅れる形となった。
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首位の松森彩夏とは6打差で迎えた大会2日目。渡邉はアウトコース1番からのスタートで、少しでも上位に切迫したい2日目だったが、4番でダブルボギーを叩いてしまう。ダブルボギーで出鼻をくじかれる形となり、その後は5バーディを奪うものの、結局スコアを伸ばすことができなかった。通算イーブンパーの46位タイで最終日を迎えることとなった。また大会2日目の終了後にはLPGA公認のドラコン大会「マンシングウェア2015女子プロドライビング女王コンテスト」が開催された。渡邉はもちろん優勝候補の大本命。競技方法は2球を打ってフェアウェイかファーストカットに落ちた球を計測。アゲインストの風の中、渡邉の1球目は左のラフへ。通常はラフへ入ったボールは計測されないのだが、渡邉の要望で計測した飛距離は262.6ヤード。しっかり飛距離が出ている手応えを確認したあとの放たれた2球目は狙い通りにフェアウェイへ。打った瞬間、ガッツポーズを出すほど手応え十分だった球は263.6ヤードを記録。2位の工藤遥加に15.6ヤードの差をつけ、3度目の挑戦で悲願のドラコン女王に輝いた。今回はドラコン用に今月発売の新しいボールを使用し、初速の速さに自信を持っていた様子。また「デサントのウェアを着ると飛ぶんです」とホステスプロとしてもきっちりPRの責務を果たすこととなった。本戦の方はギリギリの予選通過だったが、この結果を糧に最終日は大爆発に期待が高まった。
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迎えた最終日の渡邉は、前日の宣言通りに攻めのゴルフを展開。前半3つ、後半4つの合計7つのバーディを奪う攻撃的なゴルフで3アンダー69をマーク。優勝争いに絡むことはできなかったが、通算3アンダーの27位タイでフィニッシュした。途中トリプルボギーを叩いたのは痛かったが、渡邉らしい強気のゴルフは最終日に詰めかけた大ギャラリーを大いに沸かし、ホステスプロとしての役目をはたした。優勝は韓国のキム・ハヌル。今シーズンより日本ツアーに本格参戦し、念願のツアー初優勝を手にした。
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