富士通レディース
東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県)/日程 2015年10月16日・17日・18日
順位:2/70・66・71・トータル207/スコア−9

国内女子ツアーの第31戦目となる「富士通レディース」が10月16日から3日間の日程で、東急セブンハンドレッドクラブ・西コース(千葉県)を舞台に開催された。コースは距離が長く、飛ばし屋が有利と言われるだけに、渡邉にとっても今季2勝目を狙うには絶好の大会と言えた。初日の渡邉はそんな飛距離のアドバンテージを活かして首位と3打差の2位と好スタートを切る。朝から降り続いた雨の影響で、ランが出ない上に、ラフに入れば出すのが精一杯という難コンディションとなった初日。これまで幾多のドラマを生んできた最終18番パー4の平均ストロークはなんと4.7368。ほとんどの選手がボギーを打つなかで、渡邉はこの難ホールをパーで切り抜けて2アンダー70をマークした。
1R
初日にトップに立ったのが5アンダーをマークしたテレサ・ルー。テレサと同組で迎えた2日目、渡邉は目の前の相手を追いかける展開となる。今週のテレサは隙がなく着々とスコアを伸ばしていくが渡邊も負けてはいない。この日のテレサが7つ伸ばしたのに対して、渡邉も7バーディ、1ボギーの66でラウンド。首位と4打差の2位をキープし、なんとか5打差以内で最終日を迎えたいと考えていたプラン通りのゴルフを展開した。
2R
そして迎えた最終日。これで3日連続でテレサと同組でのラウンドとなった渡邉は、出だしの1番でイーグル逃しのバーディを奪うなど攻めのゴルフを展開。結局、テレサを捉えることはできなかったが、4バーディ、3ボギーの71をマーク。通算9アンダーの2位で3日間の大会を終えた。「チャンスがあったのにものにできなかった」と悔しさを滲ませたが、もっとできたという手応えを感じた1週間でもあった。この敗戦を終盤戦の糧として、今季2勝目を手にしてもらいたい。優勝したテレサ・ルーは初日からトップを守る完全優勝で、イ・ボミと並ぶ今シーズン最多タイの5勝目となった。
3R