スタンレーレディスゴルフトーナメント
東名カントリークラブ(静岡県)/日程 2015年10月9日・10日・11日
順位:10T/69・70・36・トータル175/スコア−5

国内女子ツアーの第30戦目となる「スタンレーレディスゴルフトーナメント」が10月9日から3日間の日程で開催された。舞台となる東名カントリークラブ(静岡県)は、富士の裾野にレイアウトされたコースでグリーンの難しさが特徴のひとつ。歴代チャンピオンを見ても、ショットメーカーが勝利を手にする傾向がある。ツアーも終盤戦に突入し、さらにはメジャーの翌週ということで選手達の疲れもピークに近い状態と言える。しかし、年間複数回優勝をひとつの目標に掲げている渡邉にとってはここからが正念場。初日の渡邉は、6バーディ、3ボギーの69でラウンド。首位とは3打差の6位タイと好位置につけた。ショットの調子はそれほど良くなかったというが、新しく替えたパターがフィットした。入れたいミドルパットだけでなく、ロングパットを決めるシーンもあった。本人も今までショートしていたことが多かったが、このパターに替えてから、オーバー気味に打てているのが、今日のスコアにつながったと話している。
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大会2日目の渡邉は前半に2つスコアを伸ばし追撃体勢に入ったが、後半はボギーが先行しスコアを伸ばすことができなかった。結果、この日は4バーディ、2ボギーの70でラウンド。通算5アンダーの7位タイにつけた。トップとは4打差で迎える最終日に期待が高まるが、ツアーも終盤戦に入り、シード権争いの渦中にいる選手は、必死で順位をひとつでも上げようとのぞんでくる。そんな選手達を相手に戦うには、渡邉も気迫のこもったプレーが要求される。
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大逆転を目論んでのぞんだ最終日だが、朝から霧がたちこめるコースコンディションでスタートできない状態。結局、天候の回復がのぞめないと判断されて、最終日は9ホールに縮小して行われることになった。そのような状況の中、渡邉はスタートホールでバーディを奪い好スタートを切ったものの2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができずに、通算5アンダーの10位タイでフィニッシュしている。優勝は9ホールで4バーディをあげ通算12アンダーまでスコアを伸ばしたイ・ボミ。これで今季5勝目を挙げて、年間獲得賞金史上最高額を更新した。
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