ニトリレディスゴルフトーナメント
小樽カントリー倶楽部(北海道)/日程 2017年 8月24日・25日・26日・27日
柏原:6T/73・71・70・71・トータル285/スコアー3
渡邉:12T/71・71・70・75・トータル287/スコアー1

国内女子ツアーの第25戦目となる「ニトリレディスゴルフトーナメント」が8月24日から4日間の日程で北海道にある小樽カントリー倶楽部で開催された。小樽カントリー倶楽部は北海道のみならず全国のゴルファーが憧れる名コースで、その難度の高さから女子プロからも「あの試合で勝ちたい」と言う声が多数聞かれるほど。名門であり難コース。しかも大会は4日間と言うことで、心技体全てを兼ね備えた選手のみが頂点に立つことができる。大会初日の渡邉彩香は、前半3つのボギーを叩くなどしたが、後半は4番、6番、8番とバーディを3つ奪取し、初日は1アンダー71でフィニッシュ。スロースターターの渡邉にとって、4日間トーナメントは得意。首位とは4打差の22位タイとまずまずのスタートを切ったと言える。
1R
2日目の渡邉はアウトコース1番からスタート。いきなりボギーを打ったのが痛かった。流れを作れずに3番でもボギー、4番ではダブルボギーを叩き、小樽カントリー倶楽部の洗礼を受ける形になった。しかし、6番、7番、8番と3連続バーディを奪うと、後半も3つのバーディを奪取。2日目はトータル1アンダーでまとめ、通算2アンダーの9位タイで予選を通過。首位とは8打差があるものの、決勝ラウンドでの巻き返しに期待が高まる内容だった。柏原明日架も1アンダー71でラウンドし、2日間通算イーブンパーの22位タイで決勝ラウンドへ進んだ。
2R
ムービングサタデーと呼ばれる通り、4日間トーナメントでは最もスコアを伸ばしたい日。渡邉、柏原ともにいいプレーを見せる。渡邉は3バーディ、1ボギーの2アンダー70でラウンドし、通算4アンダーの8位タイと順位をあげた。一方の柏原も同じく2アンダー70でラウンド。通算2アンダーの15位タイで最終日を迎えることになった。トップの申ジエが3日間通算12アンダーで独走しているが、少しでも最終日に肉薄したいところだ。
3R
最終日はピンポジションも厳しく、なかなかスコアが伸びない中で、柏原は2バーディ、1ボギーの1アンダー71と粘り強いゴルフを展開。4日間通算3アンダーの6位タイでフィニッシュした。8位タイから上位を狙った渡邉は3オーバー75とスコアを崩し、4日間通算1アンダーの12位タイで大会を終えた。優勝争いに加わることができなかったが、渡邉、柏原ともに難コースを相手に4日間アンダーパーでラウンドできたことは、これからの試合でプラス材料となるはず。次戦以降の活躍に期待したい。優勝したのは通算10アンダーの申ジエ。今季初優勝を挙げた。
4R