ニチレイレディス
袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(千葉県)/日程 2017年 6月16日・17日・18日
順位(渡邉):57T/72・73・78・トータル223/スコア+7
順位(柏原):20T/74・70・72・トータル216/スコア±0

国内女子ツアーの第16戦目となる「ニチレイレディス」が6月16日から3日間の日程で千葉県にある袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースで開催された。舞台となった袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースはフラットで距離的にもそれほど長くないものの、フェアウェイのどこにボールを置くかで難度が大きく変わるのが特徴。ピン位置やライによってグリーンに対する攻め方が大きく変わるだけに、過去の優勝者も昨年まで3連覇を果たしている申ジエをはじめ、ショットメーカーが名を連ねている。直近の3試合で連続予選落ちを喫している渡邉彩香。その調子が心配されたが、大会初日は3バーディ、3ボギーのイーブンパー35位タイからのスタート。1番、2番と連続ボギーを叩く幸先の悪い出だしだったが、後半は安定したプレーを展開し、なんとかイーブンパーまでスコアを戻すことができた。
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大会2日目は梅雨入りしているのが嘘のような絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。テレサ・ルーが7アンダー65を叩き出し、通算11アンダーで単独首位に立った。初日、2オーバーの65位タイと出遅れた柏原明日架は、2日目は3バーディ、1ボギーの2アンダー70でラウンド。順位を25位タイまで上げ、決勝ラウンドへ駒を進めた。ショットの調子自体は悪くない。ただ噛み合わないだけ。もちろんシーズン中盤に入り、疲れもピークにきている時期だが、中盤戦以降の起爆剤となる最終日のプレーに期待が高まった。
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迎えた大会最終日。通算イーブンパーの25位タイからスタートした柏原は5つのバーディを奪うものの、ボギーも5つ叩いてしまい、順位的には20位へ上げたものの課題の残る最終日となった。久々に決勝ラウンドに進出した渡邉も最終日は6オーバー78と大乱調。柏原同様に復調のきっかけをつかむことはできなかった。長いシーズンだけに、調子の波は当然のようにある。ただ、調子が悪くてもそれなりの成績を出すのがトップクラスの選手だとLPGAの樋口久子相談役が話していたことがある。「スイング改造しているから」「調子が悪いから」はプロで戦っている以上は言い訳にはできない。今の2人にとっては厳しい時期なのかもしれないが、なんとか浮上のきっかけを来週以降の試合で掴んでもらいたい。優勝したのは2位以下に5打差をつけ圧勝したテレサ・ルー。今季2勝目、通算14勝目を挙げた。
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