ニトリレディスゴルフトーナメント
小樽カントリー倶楽部(北海道)/日程 2016年8月25日・26日・27日・28日
順位:4T/72・74・69・68・トータル283/スコアー5

8月25日から4日間の日程でLPGAツアー第25戦目となる「ニトリレディスゴルフトーナメント」が北海道にある小樽カントリー倶楽部を舞台に開催された。前週の「CAT Ladies」では今シーズン初となる予選落ちを喫した渡邉。「後半戦の目標は3勝」と語り今週も挑んでいたが、早く勝ちたいという気持ちが、スイングリズムを狂わせていた。ショットの調子が悪く、小樽へは不安を抱えていたとのことだが、「ニトリレディスゴルフトーナメント」は渡邉が得意とする4日間トーナメントなのに加えて、昨年大会で惜敗しているだけに、リベンジを果たしたい気持ちが強かった。大会初日は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72でラウンド。18位タイで首位とは4打差があるものの、爆発力のある渡邉にとっては十分射程圏内。難度の高い小樽カントリー倶楽部では、上々のスタートと言えた。
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大会2日目は3バーディを奪うなど、攻撃的なゴルフを展開したものの、6番ホールでダブルボギーを叩くなどし、2オーバーの74でラウンド。決勝ラウンドには進んだものの順位は24位タイへと後退した。しかし大会は4日間。明日からの決勝ラウンドでの巻き返しに期待が高まった。
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そんな期待通りに大会3日目になって、ようやく渡邉のゴルフが噛み合い始める。スタートホールでバーディを奪い流れに乗るとこの日は、5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。通算1アンダーの8位タイへ浮上。首位とは6打差があるだけに、逆転優勝の可能性はわずかだが、渡邉らしい攻撃的なゴルフを見せてもらいたい。
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迎えた最終日は、5バーディ、1ボギーの4アンダー68を叩き出し、この日のベストスコアをマーク。4位タイまで順位を上げ大会を終えた。「不安の中で挑んだ試合ですが、ここまでの順位でフィニッシュできたので良かったと思います」。過密スケジュールで体の疲れは当然あるだろう。ただ、そのためにオフのトレーニングを行ってきた。渡邉の真価はこれから迎える終盤でこそ発揮されるに違いない。去年もこの時期から調子が上がり始めただけに、今年も同じような流れになることを期待したい。優勝はイ・ボミとのプレーオフを制した笠りつ子。今季2勝目を達成した。
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