ニチレイレディス
袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(千葉県)/日程 2016年6月17日・18日・19日
順位:3T/69・70・69・トータル208/スコアー8

6月17日から3日間の日程でLPGAツアー第16戦目となる「ニチレイレディス」が千葉県にある袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースを舞台に開催された。前週兵庫県で行われたサントリーレディスオープンゴルフトーナメントは4日間競技。スケジュール面でも、体力的に厳しい中、新袖コースに火曜日から姿を現した渡邉。そこにはスイングをもう一度基礎から立て直すという強い意志があった。試合を重ねるにつれて、徐々に基本のスイングが狂っていたと言う。それをリセットするために早々にコース入りした。大会初日は大会2連覇中の申ジエと上田桃子とのペアリング。スイング修正の成果が出たのか5バーディ、2ボギーの3アンダー69をマーク。首位とは2打差の9位タイとまずまずのスタートを切った。
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袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースはフェアウェイが狭くラフが深いため、ティショットの精度がスコアに大きく影響する。飛距離的には長くはないが、曲げるとすぐにボギーが出てしまう。大会2日目の渡邉は5バーディ、3ボギーの2アンダー70でラウンド。順位的には7位タイに浮上するものの、首位とは5打差をつけられてしまう。しかし、渡邉の表情は明るい。スイングのフィーリングが良くなってきた。最近はミスの傾向が右にも左にも出る状態で、大事な場面で大きなミスが出ることもあった。それがスイングを基礎から見直したことで修正されてきた。「久々に大きいスコアが出せるような感じになってきました」。渡邉自身が期待を込めて最終日に挑んだ。
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最終日はスタートホールでバーディを奪う好スタートを切る。後半も好調なプレーを展開。優勝争いとまではいかなかったが5バーディ、2ボギーの69でラウンド。通算8アンダーとして3位タイに入った。復調の手応えを確かに掴んだ内容の濃い1週間となった。これから暑い季節に突入していく。体力勝負になる場面も多く訪れるだろうが、今年の夏は渡邉の季節になる予感がする。優勝は韓国の申ジエ。2打差3位からの逆転優勝で、史上3人目の同一大会3連覇を達成した。
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