中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン
中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)/日程 2016年5月20日・21日・22日
順位:5T/72・70・67・トータル209/スコアー7

5月20日から3日間の日程でLPGAツアー第12戦目となる「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」が愛知県にある中京ゴルフ倶楽部・石野コースを舞台に開催された。ホステスプロとして迎える渡邉彩香自身にとって、今季初優勝を飾るには格好の大会と言える。そんな気負いがあったのか、初日の渡邉は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせなかった。この日は持ち味であるドライバーショットが乱れ、チャンスらしいチャンスを作ることができなかったと振り返る。首位と6打差の37位タイからのスタートとなった。渡邉にとって今回のコースでは4つのパー5のうち、3ホールで2オンが可能なだけに確実にバーディを獲りたいところ。しかし初日は1バーディ、1ボギーと予定通りにはいかなかった。ただ、「悪い箇所はわかっています。しっかり調整して2日目にのぞみたいです」と明るい表情を見せていた。
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首位との6打差を追いかけてスタートした2日目。渡邉は前半からチャージをかける。1番ホールでバーディを奪うと前半は3バーディ、ノーボギーの33をマーク。後半も勢いのままにスコアを伸ばしたいところだったが、11番ホールで痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。結局、この日は2アンダー70でラウンドし、順位は23位タイへと浮上したものの、首位との差は7打差に広がってしまった。この日のラウンド後の練習で父親から、体重が右足に乗り切っていないとのアドバイスを受け、持ち味のドライバーショットが蘇る。
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最終日の渡邉は6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマーク。この試合で初めての60台を叩き出し、首位と2打差の5位タイで大会を終えた。父のアドバイスを受けて矯正したドライバーショットが冴え渡った。「どうせなら初日が終わった時にアドバイスをして欲しかったですね」と笑いながら話す渡邉だが、ホステスプロとして、最終日の追い上げで大会を盛り上げられたことに満足しているようにも見えた。ここまでフル参戦で疲れも出る頃だが、その中で調子の波を整えることも年間を通して高いレベルで戦うには必要になる。これからさらに暑さが増す季節へと入っていく。体力勝負となるシチュエーションも多くなるが、持ち前のタフネスさを発揮し、今季初優勝だけではなく、2勝目、3勝目を積極的に狙ってもらいたい。優勝は3人でのプレーオフを制した鈴木愛。ツアー2勝目を達成した。
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