Tポイントレディス ゴルフトーナメント
鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)/日程 2016年3月18日・19日・20日
順位:2T/72・71・67・トータル210/スコアー6

国内女子ツアーの第3戦目となる「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」が3月18日から3日間の日程で鹿児島県にある鹿児島高牧カントリークラブを舞台に開催された。今年で6回目を迎える今大会は、昨年、一昨年と佐賀県の若木ゴルフクラブで開催されたが3年ぶりに鹿児島へと舞台を戻しての開催となった。先週の「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」では1ストローク足らずにプレーオフに残れず、4位タイに喫した。開幕戦のときよりは落ついてプレーができたという渡邉彩香だが、ゴルフの内容がいいだけに早く勝ちたいとも話す。大会初日は渡邉が残れなかったプレーオフを制して今季1勝目を挙げたイ・ボミと笠りつ子との組み合わせ。予報通り朝から雨が降り続き、コースコンディション不良のため10時34分に一時中断となる。その後再開されるものの15時13分に再び競技は中断。結局、再開はできずに16時にサスペンデッドが決定した。渡邉は15番を終えた時点でサスペンデッドとなったが、14番ホールでトリプルボギーを叩いていただけに、流れを断ち切る意味で、サスペンデッドは好材料と言えた。
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大会2日目は初日の残りホールを消化することからスタート。17番ホールでバーディを奪い、ファーストラウンドのスコアは4バーディ、1ボギー、1トリプルボギーのパープレー72ということになった。順位的には首位とは3打差の14位タイの位置でセカンドラウンドへと入った。アウトスタートの渡邉はスタートホールでボギーを叩くものの、4バーディ、3ボギーの71でラウンド。2日目を終え、通算1アンダーの12位タイへと順位を上げた。
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首位と6打差で迎えた最終日。渡邉が持ち前の爆発力を発揮する。スタートホールでバーディを奪うと、前半だけで4つのバーディを量産。32をマークしてハーフターンする。後半も勢いは止まらず12番、15番とバーディを奪取。ほぼ完璧と言える内容のゴルフで一時は首位に立った。しかし最終18番で落とし穴が待っていた。最終18番はこの週で最も平均スコアが悪い難ホール。2日目もボギーを叩いているだけに慎重に攻めたかったが痛恨のボギーを叩いてしまう。渡邉は2オンに成功するものの、15メートルものロングパットを残し、これを3パット。最終組から6組前でラウンドしていた渡邉は後続を待つ形となるが、大江香織が通算7アンダーで逃げ切り、またしても1ストローク差で優勝に手が届かなかった。悔しい思いはあるものの次週は初優勝をあげた「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」。確かな手応えを感じながら宮崎へ乗り込む。今季初勝利に期待したい。
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