ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ
土佐カントリークラブ(高知県)/日程 2016年3月11日・12日・13日
順位:4T/71・66・72・トータル209/スコアー7

国内女子ツアーの第2戦目となる「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」が3月11日から3日間の日程で高知県にある土佐カントリークラブを舞台に開催された。先週の開幕戦は31位タイとふるわなかったが、確かな手応えを渡邉彩香は感じていた。「オフの間にやってきたことを意識しすぎて、上手くゴルフが噛み合いませんでした。ただ、アプローチで悩むことがなくなり、チップインも何回かあったので、確実に成果は出せていると感じました。次の試合では去年までの自分のゴルフを大事にしながら、新しいことを取り入れていきたいと思います」と語っていた。初戦の反省点を踏まえ、迎えた大会初日は3バーディ、2ボギーの1アンダー71でラウンド。終始落ち着いたプレーぶりで、初戦とは違った安定感を感じさせる内容だった。首位のキム・ハヌルとは6打差があるものの、10位タイとまずまずのスタートと言える。
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2日目の渡邉はスタートホールの1番でボギーを叩くものの、その後は圧巻のゴルフを披露する。2番ホールからの3連続を含む7つのバーディを奪い、この日のベストスコアとなる66を叩き出した。オフに取り組んだ100ヤード以内の成果も十分発揮。「寄せる」から「狙う」へと進化した渡邉のショートゲームは周囲に大きなプレッシャーを与えることになるだろう。通算7アンダーとして、一気に単独2位へと順位を上げ、迎える最終日は最終組でのラウンドとなる。イ・ボミと単独首位を走るキム・ハヌルという韓国勢との真っ向勝負。特にイ・ボミに対しては昨年何度も苦汁を飲まされているだけに、進化した姿を見せつけたいところだ。
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最終日はその思いが強すぎたのか、出だしの1番、2番、3番と3連続ボギーを叩いてしまう。後半に入り、3つのバーディを奪うなど巻き返しを図るものの1ストローク足らずにプレーオフに残ることはできず、4位タイで大会を終えた。出だしのボギーも悔やまれるが、終盤の17番、18番でもバーディチャンスだっただけに、悔しさの残る最終日となった。優勝したのは飯島茜、柏原明日架との三つ巴のプレーオフを制したイ・ボミ。今季早々に1勝目を挙げた。渡邉にはこの惜敗を良い刺激に次週はさらなる活躍に期待したい。
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