ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）／日程 2016年３月３日・４日・５日・６日
順位：31T／75・73・77・70・トータル295／スコア＋７

2016年シーズンがいよいよ開幕。その初戦は３月３日から４日間の日程で、沖縄県にある琉球ゴルフ倶楽部を舞台に「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」が開催された。今年から４日間競技となり、開幕戦から世界レベルの熾烈な戦いが演じられた。初日の渡邉彩香はディフェンディングチャンピオンのテレサ・ルーとアマチュアの佐渡山理莉と同組でラウンド。春の沖縄にしては風が弱く、好天に恵まれた初日だったものの、渡邉は３オーバー75と出遅れてしまう。出だしの１番、２番を連続ボギーにしたものの、３番、４番と連続バーディですぐさま取り戻す。しかし10番では痛恨のトリプルボギーを叩き、波に乗ることができなかった。順位は首位と９打差の３オーバー58位タイ。ただ、大会は４日間と始まったばかり。ビッグスコアが期待できる渡邉にとってはまだまだ巻き返しのチャンスはある。

２日目は10番スタートで前半は２バーディ、ノーボギーと２アンダーをマーク。後半でさらにスコアを伸ばしたかったが、１番、２番、３番と３連続ボギーを叩いてしまう。結局この日は、１オーバー73とスコアを一つ落とし通算４オーバーと順位は44位タイにあげたものの、後半のプレーに課題が残る１日となった。

決勝ラウンドの１日目は前日の予報通りに雨。さらに風も加わり、我慢が強いられる難コンディションとなった。インスタートの渡邉は前半を３オーバーでターン。後半も２つのボギーを叩き、通算９オーバーの44位タイと巻き返すことはできなかった。残すは最終日。渡邉らしい攻めのゴルフで、次戦につながるプレーに期待が高まった。

迎えた最終日。雨予報がやや外れたものの、降ったり止んだりを繰り返す天候の中、渡邉はインコースからスタート。今年の琉球ゴルフ倶楽部はグリーンが硬く、かつ速いとの声が選手達から聞かれるが、ようやく最終日になって、タッチが合ってきたのか、落ち着いたプレーを展開。３バーディ、１ボギーの70でラウンドし、通算７オーバーの31位タイでツアー初戦を終えた。開幕前にはリオ五輪の出場もかかっているので頑張りたいと話していたが、初戦は思うような成績を残すことはできなかった。次週の試合ではしっかりとオフの成果を出し、納得のいくプレーを期待したい。